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カカシの伝説

1 名前: :03/03/24 00:05
古事記に載っているカカシの記述を読んで、とても興味を持ちました。
全国にあるカカシの伝承や、カカシの祭りなどを教えて下さい。


2 名前:天之御名無主 :03/03/24 00:19
楽して儲かるhttp://cgi.okanemochi.com/mo/mo.cgi?L=3919

3 名前:天之御名無主 :03/03/24 00:41
「案山子 KAKASHI」
http://www.twin2.co.jp/japan/02_ka/kakasi.htm

4 名前:天之御名無主 :03/03/24 21:50
山田のソホドとかいう神さまですね。あれってなんなんでしょうね?
私も昔読んでさっぱりでした。


5 名前:天之御名無主 :03/03/24 22:48
吉野裕子さんが案山子は蛇だと指摘してしまたっけ。
それじゃ蛇神? そんな感じはしないんだけどなー。だって愛嬌あるじゃんw

6 名前:山野野衾 ◆F6mxNHihgE :03/03/24 22:51
ヤマカガシという蛇(鼠や蛙をよく食べる)も居ますからね。

7 名前:5 :03/03/24 22:53
ひゃー、じゃ、やっぱし蛇なんだ・・・。
知らんかったよ。>ヤマカガシ

8 名前:とてた :03/03/24 22:55
たしか「カガシ」って、ヘビの古語の一つでは。

9 名前:山野野衾 ◆F6mxNHihgE :03/03/24 23:05
>8
カガ(加賀など)、ハハ、ハミ、ハブといったのもそうです。現在は
方言として残されている。アマノハハキリはヤマタノオロチを仕留め
た剣の名です。
>7
そうと決まったわけでも無いかと。少なくともこれだけという事は無い。

10 名前: :03/03/24 23:18
>>9
アマノハハキリってそういう意味だったんですねー。勉強になります。ペコリ
みなさん物知りですねえ。うらやまスィです。

ところで蛇でなかったら、案山子っていったいなんなんでしょうか?
あのよくわかんない姿・・・・わたしにはさっぱりです。
みなさん、どう考えますか?

11 名前: :03/03/24 23:19
>>10
あ。間違えました。
別スレで使っていた2がでてしまいました。
わたしは5です。すみません。

12 名前:天之御名無主 :03/03/24 23:23
あの形に意味なんてあるのか?
ただのヒトガタじゃないのか?
意味があるとすれば、呪術的な意味じゃあないのかな?

13 名前:天之御名無主 :03/03/24 23:27
マネキンじゃないの?

14 名前:山野野衾 ◆F6mxNHihgE :03/03/24 23:38
案山子そのものではありませんが、中世前期の田の神信仰については
「俊頼髄脳」が詳しいですよ。なかなか面白い。

15 名前:天之御名無主 :03/03/24 23:38
これは神さまじゃないだろう。お賽銭とかやらねえし。藁
誰か案山子信仰なんて見たことあるか?

16 名前:山野野衾 ◆F6mxNHihgE :03/03/24 23:45
>15
賽銭と縁の無い神なんて珍しくもありませんが。信仰の意味も狭すぎる。
だいいち賽銭とは「ケガレを取り付かせて除去してもらう為のもの」と
いう説があっていいものとはいい難い。

17 名前:天之御名無主 :03/03/24 23:48
案山子の語源は「嗅がし」から来てるってのが今の民俗学の定説なんじゃないの〜〜。
日本民俗事典にもそう書いてあるけど。民俗学にしては珍しく説得力のある定説だと思ってたけど(笑)
害獣よけに人の着てたボロを嗅がしたり、色んなモノを焼いて嗅がしたりしたのが始まりだって。

18 名前:山野野衾 ◆F6mxNHihgE :03/03/24 23:52
そういえば平安時代にはすでに鹿や蚊除けの「火屋」というものがあ
りましたね。(「古今風体抄」などによる)

19 名前:天之御名無主 :03/03/24 23:57
嗅がし! 初めて知ったよ!藁

20 名前:19 :03/03/24 23:58
でも、それがどうして田んぼにつったってんの?

21 名前:天之御名無主 :03/03/25 00:01
お守りみたいなもんかな?

22 名前:17 :03/03/25 00:02
>>20
だから17読んでくれ(^^;害獣よけに人の臭いを嗅がせたり、
嫌な臭いの出るモノ(毛髪や魚の頭、獣肉)を焼いたりしたんよ。
節分のイワシの頭とおなじね(あれもヤイガカシって言うモンね)。
田圃だけでなく、畑とかでもしてたらしいしね。

23 名前:19 :03/03/25 00:07
ああ、そうか。スマソ。
なるほどねえ。ふむふむ。感心感心。
むかしの人はそうやって害虫害鳥害獣から田畑を守ったというわけやね。
別な意味でお守りやね。あんがと。>22

24 名前:天之御名無主 :03/03/25 00:12
すると、やっぱり神さまとは違うな・・・・
それじゃ古事記に載ってる山田さんとは別物なのか。

25 名前:山野野衾 ◆F6mxNHihgE :03/03/25 00:19
記紀では「くえびこ」となっていましたが、「やいかがし」という田
の側で行われていた行事から取られた名が後から定着したとも考えら
れますよ。民俗の起源なんて一つに絞りきれないでしょう。

26 名前:天之御名無主 :03/03/25 00:20
古事記に載ってる案山子は、たいへん長生きの知恵者とある。
田んぼのは立ってるだけ。
そりゃ違うでしょう?(笑

27 名前:17 :03/03/25 00:22
>>24
人形型の案山子はけっこう各地方で神格化されてる見たいですけどね〜。
長野では山の神が田に降りてきて案山子になるとか言われてるんだって。
案山子に供え物とかもするらしい。
参考文献は弘文堂「日本民俗事典」縮小版のP132です〜〜。
辞書見て答えてるから俺の知識ではないのだ(笑) 

28 名前:山野野衾 ◆F6mxNHihgE :03/03/25 00:25
山の神が一本足で麓に下りて田の神になるという信仰は基本というく
らい各地にありますからね。ダイシと呼ぶところもあり弘法大師と混
同されていることも多い。

29 名前:天之御名無主 :03/03/25 00:32
あれ? そうなの? 古事記の案山子は「足がない」と記述されているよ。

30 名前:山野野衾 ◆F6mxNHihgE :03/03/25 00:37
「足がない」と「この神は足は行かねども、尽く天下の事を知れる神
なり」とでは随分違うのでは。田の神の依代とするのが穏当か。

31 名前:天之御名無主 :03/03/25 00:48
>>30
わたしが読んだ古事記とは文が違いますね(笑
まあ現代語訳だからでしょう。
ところで、「足は行かねども…」とはいかなる意味でございましょうや?
教えておくなさいまし。

32 名前:山野野衾 ◆F6mxNHihgE :03/03/25 00:50
>31
文字通り「足はあっても動けない」という意味でしょう。何故案山子
が物知りとされたのか、これがまた難しい。

33 名前:天之御名無主 :03/03/25 00:57
足はあったんですか! わー、認識を改めねば!
足のある案山子なんて、これまで全く頭になかった…

回答ありがとうございます。>32

34 名前:山野野衾 ◆F6mxNHihgE :03/03/25 08:23
25には「記紀」と書きましたが書記には案山子の出番はありません
でした。訂正させて戴きます。

35 名前:天之御名無主 :03/03/25 22:00
明石散人さんが「案山子は顔が赤い」といっている本がありました。
最近の案山子コンクールではイベント化して顔を赤くしていないのだとか。
これって本当でしょうか?
案山子は本当は顔が赤いの?


36 名前:とてた :03/03/26 00:25
>>17は、「農薬」の元祖と習いました。

まぁ、「やらないよりはマシ?」レベルだと思いますが。


37 名前:天之御名無主 :03/04/04 13:14
赤い顔のカカシがいたよ
http://times.iwaki.co.jp/Times/index981009.html

38 名前:天之御名無主 :03/04/04 21:05
山海経に「足だけ」のような形象の山の神がいくつか出ているけど、
それらと関係はないのかな。長靴のような姿で膝のあたりが頭になる。
言葉で表現すれば一本足の神といえないこともない。

39 名前:山崎渉 :03/04/17 09:23
(^^)

40 名前:山崎渉 :03/04/20 04:54
   ∧_∧
  (  ^^ )< ぬるぽ(^^)

41 名前:天之御名無主 :03/04/24 00:51
ヤマカガシって蛇がいたような
確か、ちょっと赤味がかっていたような気がする。

42 名前:山崎渉 :03/05/28 15:28
     ∧_∧
ピュ.ー (  ^^ ) <これからも僕を応援して下さいね(^^)。
  =〔~∪ ̄ ̄〕
  = ◎――◎                      山崎渉

43 名前:天之御名無主 :03/06/03 02:34
>>41
>>6

44 名前:山崎 渉 :03/07/15 12:40

 __∧_∧_
 |(  ^^ )| <寝るぽ(^^)
 |\⌒⌒⌒\
 \ |⌒⌒⌒~|         山崎渉
   ~ ̄ ̄ ̄ ̄

45 名前:天之御名無主 :03/12/13 16:03
>>38
なんか妖怪思い出した・・・

46 名前:天之御名無主 :03/12/15 23:15
オズの魔法使いのカカシも物知りだったな。

47 名前:天之御名無主 :03/12/25 13:29
なんか関係あったら面白いなww

48 名前:天之御名無主 :03/12/25 15:42
>>41 ヤマカガシの「カガシ」は「蛇(カガ)の子(シ)」って意味ですな。
案山子とは関係ないかと。

49 名前:天之御名無主 :03/12/25 17:49
蛇の子は山や畑を守ったりしませんか、

50 名前:天之御名無主 :03/12/25 18:46
掛かすじゃないけ?
田んぼや畑には色んなモン掛かってるしw

51 名前:天之御名無主 :03/12/25 18:56
作物を掛かすことで長く保存出来てやったヤツは知恵者w

52 名前:天之御名無主 :03/12/25 19:30
かかし 【〈案山子〉/鹿驚】
〔「かがし」とも。「嗅(かが)し」の転か〕
(1)鳥獣が田畑を荒らすのを防ぐために、獣肉・魚の頭・毛髪などを焼いて
串(くし)に刺して立て、その悪臭で追い払うもの。しかおどし。かがせ。
(2)作物を荒らす鳥獣を脅すため、田畑に立てる人形。そおず。[季]秋。
《秋風の動かして行く―かな/蕪村》

三省堂 『大辞林 第二版』


[ 案山子 ]
「関西、北越辺までカガシといふ。関東にてはカカシと清(す)みていふ」

越谷吾山 『物類称呼』

53 名前:天之御名無主 :03/12/25 19:31
やまかがし 【〈赤楝蛇〉/〈山楝蛇〉】

ヘビの一種。全長60〜120センチメートル。体色には変異が多いが普通、緑色を
帯びた褐色ないし暗褐色で、黒・黄褐・赤色のまだら模様がある。有毒。水田の
周辺に多く、カエルや小魚を食べる。本州以南と朝鮮半島・中国・台湾に分布。

三省堂 「大辞林 第二版」

54 名前:天之御名無主 :03/12/26 01:26
ヘビ焼いたら特別な臭いとかせんのかな

55 名前:あぼーん :あぼーん
あぼーん

56 名前:天之御名無主 :04/01/18 22:35
>32
トリビア見て思いついたんだけど、案山子って、
木の神様ではないのかなぁ。
木の神様なら、足が有っても動けないというのは分かるし、
人間なんかと比較すると、とてつもなく永く生きているのだから、
物知りなのは、当然のような気がします。

これを書いていたら、昔、「おかあさんといっしょ」というテレビ番組でやってた
「にこにこぷん」のカシの木おじさんを思い出した。

57 名前:新参者 ◆EKNnjDCuA2 :04/01/25 19:35
どうしてカカシは、洋の東西を問わず同じ姿をしているのでしょう?
日本製もアメリカ製も同じですね。恥ずかしながら、あとの国は知りませんが……
歴史の浅いアメリカはきっと、欧州からやってきた開拓民が、
祖国から持ち込んだんでしょ? (知りませんけど)
人型のカカシは、シンクロニシティー的に、それぞれの地域で独自に生まれたんでしょうか?
ご存知の方がいらしたら教えてください。

58 名前:紙石鹸 :04/01/26 00:42
>57
それは僕もシリタイところ。

59 名前:新参者 ◆EKNnjDCuA2 :04/01/26 16:41
うお! 紙石鹸じゃあーりませんか。

地元のとある「畑」には、何年も野晒しになった無気味な案山子が立っている。

60 名前:匿名希望 :04/01/28 16:23
俺も知りたくなった。誰か知恵者頼む。

61 名前:天之御名無主 :04/01/28 20:24
>>56 木の神様

そういう説も以前みたことがあります。
しかし、「久延毘古(くえびこ)」は「崩彦」の転との説がもっぱらであり、
「崩彦」であれば身体障害者(片足)を意味すると考えるのが合理的かと。
障害者には神秘的な力や智恵が宿るとでも考えられたのでしょうか。

>>57 洋の東西を問わず同じ姿

そうですか?そうとも限らないような・・・。
現代であれば目玉マークの風船のようなものがカラス除けだったり。
プロペラのついた風見鶏式のものがモグラ除けだったり。
いずれにしても、ロボットの行き着く先がキャタピラや四足歩行ではなく、
二足歩行にこだわり続けるのと同じ理由で、案山子も人型が多いのではないでしょうか。

62 名前:天之御名無主 :04/01/28 23:09
> 洋の東西を問わず同じ姿

人間をモデルにしている以上、似た格好になるのは必然では?
なぜ人間をモデルにしているかといえば、自分達の代わりに見張っていてもらうためでしょう。

63 名前:天之御名無主 :04/01/28 23:21
>>57
アメリカのカカシって詳しく知らないんだけど、OZの魔法使いのカカシみたいなのが
一般的なの?

カカシ(scarecrow)の原義が「カラスを脅かす者」なのであれば、カラスが警戒するのは
やはり、人間じゃないのかなあ?

64 名前:紙石鹸 :04/01/29 01:55
英語ではスケアクロウっていうんだっけ?
日本では「雀」の被害から守る為みたいだけど、海外は「カラス」なのかなぁ。
あ、でも仕事がらみで一ヶ月イギリスに行った時カラスは神格化されてて
ビックラこいた!
なんでも「ロンドン塔からカラスがいなくなった時はイギリスは終わり」
だそうだ。  スレ違ったか? スマソ

65 名前:天之御名無主 :04/01/29 02:10
上野公園からハトがいなくなったらニッポンは終わり

66 名前:天之御名無主 :04/01/29 02:25
半島から将軍様がいなくなったら北朝鮮は終わり

67 名前:紙石鹸 :04/01/29 07:59
漫画の話で申し訳ないんだけど、「アフタヌーン」に載ってる『ヒストリエ』
スキタイ人は殺した人間の中身だけ抜いてその皮でヒトガタの旗を作るとゆーのが
あったのだが、、。もし、それが西洋案山子の元だとしたら、ガクブル。

68 名前:新参者 ◆EKNnjDCuA2 :04/01/29 13:35
わあ! みなさんカキコありがとうございます!
久しぶりに郵便受けを開けてみたら素敵な手紙がいっぱい入ってたような気分。。。
徹夜でしたのでうまく書けませんが、とにかく、現状ではどうやら
専門家でも明確な答えは見出せていないような気がします。。
あ。ぼくは1ではありませんので念のため。
じつは案山子に関するスレをこの板で立ててみようかなあと思い、
スレタイが重複してないか検索したところ、このスレがヒットした次第でして。
とりあえずageて眠りたいと思います。さらなる期待を込めつつ。。

69 名前:天之御名無主 :04/01/29 20:55
>>68 専門家でも明確な答えは見出せていないような

専門家がいるとは限らないw
というか、「専門家」の定義はさておいても、ほとんど素人の横好きだろうよ

70 名前:新参者 ◆EKNnjDCuA2 :04/01/29 22:05
>>68
重複コメントになりますが、
案山子の源流を探るのって難問なんですね。。。

そもそも、古代の遺跡から案山子が見つかったことってないんでしょうか?
人型にかぎらず、もっと原始的なタイプでも何でも。

古文書等の資料しかないんでしょうか?
あ、いえ、案山子に関する古文書があるのかさえ知らないんですが(汗

71 名前:天之御名無主 :04/01/29 23:31
古墳に怪しい奴が近づかないよう埴の人形を周囲に配したのはある意味案山子

72 名前:天之御名無主 :04/08/21 13:24
そういえばバットマンの敵の一人にスケアクロウって奴がいたな。
案山子のかっこをしてるの。

これだけならしょうもない板違いレスだがこのスケアクロウって有能な科学者らしい。
日本でも欧米でも案山子が頭が良い、知恵者であるという共通したイメージがあるのなら面白いね。

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